小林多喜二の『蟹工船』(新潮文庫)が売れている。
世界恐慌の起こった昭和4年に刊行されたプロレタリア文学を代表する作品だ。
29年に文庫化され、これまでも年に約5000部が売れ続けるロングセラーだったが、今年に入って突然売れ始め、
急遽(きゅうきょ)4月に7000部を増刷、それでも追いつかず、5万部を増刷した。
ブームの背景には「ワーキングプア」と呼ばれる人々からの共感があるようだ。
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